ふふふ、あなたは、幸福について考えたことはありますか??
あ、これ宗教的な話じゃなくてですね。
まじで人間の幸福って何だと思います??
世界平和とか?
将来安泰とか?
あなたはどんなときに幸福を感じるでしょうか??
美味しいご飯を食べたとき?
好きな人と一緒にいるとき?
金曜日の夜に、ベッドの中で「明日は昼間でぐっすり寝れるぞ~」とうつらうつらしているとき??
めっちゃ幸せですね。
最近「ホモ・デウス」という本を読みました。
簡単に言えば、著者のユヴァル・ノア・ハラリさんが、人類の歴史について科学的に、歴史的にアプローチして考えをまとめた本なんですけれども。
その中に幸福についておもしろい考察が書かれていたので、簡単にですけれどもまとめていこうと思います。
Contents
で、結局幸福ってなんなの??
で、ノア・ハラリさんいわく、結局幸福って、科学的に言えば「快感の経験」でしかないらしいですね。
快感の経験ってなんぞや??
って話なんですけれども。
結局人間が幸福感を感じるのって、幸福を感じるような脳内物質が出ているからなんですよ。
美味しいごはんを食べたとき。
セックスをしているとき。
1日仕事して、疲れたーって寝る前の安心感。
そういうときって、脳内麻薬みたいなやつがドバドバ出てるんですよね。
具体的にはドーパミンとか、セロトニンとか、エンドルフィンとか。
それが幸福の正体なわけですよ。
幸福って結局「体の快感」でしかないんですよね。
でも、幸福(体の快感)はすぐに消えてしまう
人間は美味しいものを食べたくて頑張ります。
子孫を残すためにセックスしたくて、僕は必至に女を口説きます。
目標の先に、自分の幸せが待っていると努力します。
しかし、
美味しい食べ物を食べた直後はめっちゃ幸せなんですけど、次の日にはまたお腹がすいてきます。
セックスをしたとしても、1週間後にはまたムラムラしてきます。
何か大きなことを成し遂げたとしても、その達成感は一瞬です。1週間後にはまた元通り。
幸福の瞬間は一瞬です。
つまり、残酷なほどに。幸福ホルモンは一瞬のうちしか出てきてくれません。
ずっと幸福ホルモンが出てきてくれたらいいのにって思いますよね。
しかし、よくよく考えてみると、幸福ホルモンがずっと出っ放しだったらおそらく人間は生きていけません。
仮に、人間の睡眠欲がずっと満たされっぱなしだったら、人は永遠に起き続けて、数日後には死んでしまいます。
ずっと満腹感に満たされていたら、人は数日間何も食べるモチベーションは起きず死ぬ。
マラソンを走りきって、その達成感がずっとなくならなければ、ランナーはもう走る気力すら起きないでしょう。
つまり、人間って幸せを求めて生き続けて、で、いざ幸せを手に入れたとしても、その幸福感はすぐに消えてしまうようにできてるんです。
残酷過ぎ(笑)
まぁ、逆に言えば、そのような作りになっているからこそ、生き続けることができるんですけれども。
幸福に一生満たされている人がいたらば、それは廃人です。
常に麻薬を摂取している人を想像すれば分かりやすいかと思います。
僕たちは、手に入れたとしても消えてしまう幸せを、死ぬまで求め続けなくちゃいけない。
幸福にゴールなんてないんですよね。
今の日本って凄く恵まれてるじゃないですか。
昔に比べたら、飢えて死ぬことはめったにないし。ご飯はあまるぐらいいっぱいあるし。娯楽も死ぬほどある。
昔よりはあきらかに幸福な生き方を、今の日本人はしているはずなのに、自殺者は年間10万人を超える。
それは、人間という生き物が、どれだけ幸福な場所に辿り着いたとしても、もっともっと幸せな場所があるはずだつって、次の場所を目指すし、そういう場所にいる人間と比較して不幸だったら病んだりするから。
僕も死ぬまで「快感の経験」の追求をしていくよ
幸福とは「快感の経験」である。
快楽の経験を追及し過ぎて、自殺してしまう人や、鬱になってしまう人がいるぐらいなら、化学技術の力で、「快感の物質」をコントロールすればよいし、将来そうなっていくだろう。
的なことが本には書いてあったんですけれども。まぁそれは麻薬だったり抗うつ剤なんかで実際にある程度はコントロールできているわけですが。
ただ、さすがに「麻薬」や「抗うつ剤」で幸福を手に入れるのは、それはそれで果たして幸せなのか??って感じですよね(笑)
だから、今までの人類と同じく、
・美味しいものを食べて
・セックスして
・いっぱい寝て
・目標に向かって努力して、そして達成する
そういう方法で僕は「快感を経験」していかねばなぁ、と思いました。
生き物らしく、人間らしく、「幸福の奴隷」としてこれからもしばらく生きていきます。
それではっ!
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