ヤバいTシャツ屋さんことヤバTは面白いバンドだ。
ひたすら面白さ一辺倒を極めてる。
ライブもとっても楽しそう。
絶対こんなん楽しいに決まってるやんけ。
ライブ行きたいライブ行きたい。
ただ、ヤバTの弱点を一つ上げるとしたら、そう、皆さんお分かりだと思いますが、
曲としての強度が低いということだ。
何年も聞き続けられる曲か??
確かに、面白い。目の付け所が良い。めっちゃ共感できる。
だが、この曲、何回も繰り返し聴こうと思います??
無理じゃない??
別に難しい演奏テクニックを使ってるわけでもなく、歌詞も行間を読ませるようなものでもなく。共感系の楽曲ではあるけれど、面白さに編重しすぎだ。
それに歌詞が生物(なまもの)過ぎて、数年たったら共感できるような人はいなくなってしまいそうだ。
「パリピ」っていう単語自体そろそろ腐ってきてるし。
ヤバTの楽曲は、聞けば聞くほど味が出るスルメ曲とは対極。
ハッピーターンみたいな曲だ。
めっちゃ美味しいけど、美味しいのは一瞬だけ。
ハッピーターンの魔法の粉はめっちゃ美味しいけど、あれついてるのハッピーターンの表面だけだからな。
でも、そういう時代な気もする。
今の時代、音楽をじっくり聴く人なんてどのくらいいるのだろうか。
ただでさえ若者は忙しい。日々の学業やお仕事に加え、暇な時間でさえ友達と連絡とったり、インスタやTwitterにユーチューブで忙しいのである。
バンプやスピッツのように、歌詞重視の聞けば聞くほど良さが分かるようなスルメ曲を、じっくり腰を据えて聞けるような若者は、減少傾向にあると思われる。
そういう時代だからこそ、若者の注目を集めるべく、ヤバTのようにインパクト重視でTwitterなどの拡散をひたすら狙うバンドが生まれるのも仕方ない。
若者は若者らしく、スルメよりハッピーターンが好きなのだ。
ヤバTはどう生き残っていくのだろうか??
ほんと、一発屋の芸人を見ているようで不安になるバンドだ。
だが、今のところ、ヤバTの楽曲は全部面白い。好き。ライブも楽しそう。
そういうとこを見ると全く一発屋ではないし、彼らの才能は本物なのかもしれない。
でもやっぱりとにかく曲の強度が低い。曲としての寿命が短い。
彼らはこのまま面白いけど寿命の短い消耗品のような曲を生み出し続けることができるのか?
それとも新たな道を踏み出すのか??
それとも、一発屋芸人のように消え去ってしまうのか??
2018年、ヤバTの勝負の年だ。
新譜面白かったです。
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