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京都に住んでる大学生のブログ。書きたいことを気の向くままにが基本スタンスだが、最近は音楽成分が高め。

ハチ(米津玄師)の新曲「砂の惑星」について考察。この曲のメッセージとは??

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7月21日、米津玄師が突然ハチ名義でアップした曲「砂の惑星」。

 

今日はこの曲についていろいろ語っていこうと思います。

 

www.youtube.com

 

 

MVと歌詞を考察してみる。

この曲、歌詞とMV合わせたらとんでもない情報量なんです。

ということで、僕が気づいたところを箇条書きですがまとめていきます。

 

・砂の惑星

今の全盛期に比べれば荒廃してしまったボカロ界を取り巻く状況。

 

・先頭を歩く初音ミクとその背後を歩く謎の集団

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初音ミクは、ボーカロイドとしての象徴で、後ろの集団はボカロPやその楽曲たちの象徴だと思われる。楽器とか背負ってるし。

皆仮面をかぶっているのもボカロPがそれぞれ本人名義でなく、ネット上の名前で活動していることと被る。

 

・ボカロの有名曲のパロディ

この曲の歌詞には、ボカロを代表するような楽曲たちの歌詞がいろいろとちりばめられている。筆者が見つけることのできた曲のパロディをリストアップしていく。

 

メルトショック=メルト

初音ミク が オリジナル曲を歌ってくれたよ「メルト」 by ryo 音楽/動画 - ニコニコ動画

 

 

あなたと私でランデブー=マトリョシカ

【オリジナル曲PV】マトリョシカ【初音ミク・GUMI】 by ハチ VOCALOID/動画 - ニコニコ動画

 

 

今だパッパッパと飛び出せマイヒーロー=パンダヒーロー

【オリジナル曲PV】 パンダヒーロー 【GUMI】 by ハチ VOCALOID/動画 - ニコニコ動画

 

 

あのダンスホール=ワールズエンド・ダンスホール

初音ミク・巡音ルカ オリジナル曲 「ワールズエンド・ダンスホール」 by wowaka VOCALOID/動画 - ニコニコ動画

 

モザイクの奥=モザイクロール

【GUMI】モザイクロール【オリジナル曲PV付】 by DECO*27 VOCALOID/動画 - ニコニコ動画

 

光線銃でバンバン=千本桜

『初音ミク』千本桜『オリジナル曲PV』 by 黒うさ VOCALOID/動画 - ニコニコ動画

 

少年少女謳う希望論=チルドレンレコード

【IA】チルドレンレコード【オリジナルPV】 by じん VOCALOID/動画 - ニコニコ動画

  

・リンゴの木と一緒に映るメルトミク

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メルトという曲自体がやっぱりボカロブームの大きな火付け役になった。それがボカロ界にとっての始まりの果実だったという暗示。

↓supercellのメルトのミク

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・砂漠にリンゴの木を植えよう~あとは誰かが勝手にどうぞ

この歌詞については二つぐらい思いついた。

 一つ目。この曲自体がリンゴの木で、ボカロの勢いが少しでも復活すればいいなという願いであり、あとは後輩たちや現役で曲を作り続けているひとたちにバトンタッチしようという意味。

 二つ目。ボカロ自体がリンゴの木であり、ボーカロイドというソフトが生まれて、あとはそれをどう使っていくかはユーザー次第という意味。

 

・別れ道

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ボカロ界を去っていったボカロP

他界してしまったボカロP(Samfreeさんなど)

 

 

・ボカロPに抱き着く女性らしき人

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ボカロPがボカロを通じて出会った人。

ファンや、ボカロPの大事な人(恋人、配偶者)など。

→いったんミクと手をつなぐところがポイント。

 

 

・最後に砂嵐の中で手を振っている人

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これから新しく生まれてくるボカロPやその人が生み出すであろう曲たち。

→これからもボカロというジャンルは残り続けるし、発展していくというメッセージ?

 

 

ざっくりとしていますが、僕が気づいたのはこんな感じです。

情報量が凄い。

 

 

ハチと米津玄師

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いまでこそ、米津玄師は、米津玄師としてその知名度はメジャーデビュー以降うなぎのぼりで、これからももっともっと有名になっていくことだろう。むしろ、今はハチとしての名義を知っている人の方が少ないかもしれない。

 

だが、米津玄師、いや、ハチはボカロ畑出身であり、ボカロを通じて音楽を追求していた時代があったことは紛れもない事実だし、ボカロ時代の楽曲たちや、その経験が今の米津玄師をきっと支えていることだろう。

 

 

ハチさん本人はこの曲についてこう語ってる

ボーカロイドを取り巻く環境も僕が遊んでたころとは随分様変わりしたと思います。

自分が見てきたボーカロイドの原風景、あのころ砂場で僕らが作り上げたお城を思い出しながら、懐かしい気持ちと新しい気持ちのちょうどいいところを探していけばそこに「砂の惑星」がありました。 

realsound.jp

(より抜粋)

 

丁度この楽曲が発表された7月10日の7年前ハチさんは「リンネ」という曲を投稿している。丁度米津さんがハチとして、ニコニコ動画で一番活動していた時期だ。

www.youtube.com

 

確かに7年前と今をを比べるとボカロを取り巻く環境は随分変わった。

7年もたつんだから当たり前っちゃ当たり前だけど、でもやっぱり7年の間にボカロは衰退の一途をたどっているのは否めないのかもしれない。

 

 

この曲について思うこと

 

というのも歌詞やMVに暗示されている通りだと思うんだけど、僕の口からざっくり語ります。

2007年、ボーカロイドという新しい手段が出てきて、それに呼応するようにボカロというジャンルでしか表現できなかったいろんな才能が、たくさんの曲が生まれてきた。それこそ塞き止められていたダムの水がドッと崩落するように。

ボカロが全盛期だったのも7年前ぐらいだ。

 

しかし、ダムが崩落すれば、貯水された水はなくなって、水の流れが緩やかになるように、ボカロの勢いもだんだん収束していった。

 

それが今のボカロを取り巻く状況であり、MVにあるような荒廃した砂の惑星そのもののようだ。

 

しかし、ボカロが衰退したからと言って、ボカロというジャンルが無くなったわけではなくて、今でも新しい曲は生まれ続けているし、昔ボカロ界で活躍していた人の中には場所を変えて音楽を作り続けている人はたくさんいる。

 

 

...でも、やっぱり今のボカロ界隈の勢いは下火になっていることは確かなわけで。

だから、ハチ名義として、このタイミングで、この曲なんだと思う。

 

砂の惑星、昔を思い出させるような歌詞、そして、これからの未来への希望。

 

米津さんは米津さんとして、もう不動の地位を確立した。だから、今このタイミングでハチとして、このメッセージ性の強い曲で、ボカロというジャンルがもっと盛り上がっていくように。そういう願いが込められているんだと思う。

 

個人的には、米津玄師のファンとしてこの曲を聞いた人たちが、ボカロに興味を持ったり、ボカロというジャンルから離れていたという人たちもこの曲を通じて、ボカロの良さを再確認するきっかけになったら面白いなと。

 

そして、ボカロの楽曲を作る人たち、いわゆるボカロPが、リスナーとおんなじように、ボカロPとして新しく目覚めたり、新しく曲を作ろうっていう気持ちになったらもっと面白い。

 

リスナーにせよ、曲を作るクリエイター側にしても、この曲はとてもいい刺激になったと思います。僕自身、ボカロから少し離れていたんだけど、

 

やっぱボカロ、いいじゃん!!

 

ってなったもん。

 

 

うーん、ここまで思わせる米津玄師、恐るべし。

 

ということで、今回はこのへんにしときます。

みんな、ボカロ聞こうぜ!!

 

それではっ!!

 

 

 

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