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若者とドラッグ。確かなセンスで描く陰鬱な青春映画「トレインスポッティング」感想

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トレインスポッティングを見た。1996年公開。スコットランドの映画だ。

 

 

友達が面白いと言っていたので見てみたわけだけれど、なんというか、気持ちの良い、スカッとするような面白さではなかった。

 

主人公の行く末がどうなってしまうのか?

 

というのが一番の関心で、魅せ方がうまいのか、脚本が魅力的なのかは、僕にはあまり理解できなかったけど、でも不思議な魅力で最後まで見てしまった。

 

 

でも、ずっと不快感が続く映画だった。主人公はドラッグに溺れるし、友達はどうしようもないやつばっかりだし、その中の一人はエイズにかかってぼろ雑巾のように死んでいくし。

 

映画を見る前の僕のこの作品のイメージは、不良少年たちがかっこよく生きる、みたいな感じだったけど、そんな単純なテーマではなかった。確かに不良少年たちのかっこいい生きざまとか、スコットランドの街並みなんかはかっこよさはあった。

 

けれど、僕の中で一番印象に残っているのは、ドラッグである。主人公はもう、どうしようもない人生の中で、ドラッグに頼るしかなかったのだろう。でも、ドラッグで快感を得たのもつかの間、禁断症状が出てとても苦しそうだった。その禁断症状に対する苦しみの描写とかリアル過ぎてみていてつらかった。

 

思ったのは、みなとにかく何かに依存したいのだということだ。ドラッグを始めとして、酒や女、タバコに依存して、とにかくいろんな方法で頭を常にラリった状態にしておく。現実を見たくないから。そういう人間の弱さとか、怖さとかをまざまざと見せつけられるものだから、正直つらいものがある。自分もよく、現実から逃げることがあるから。彼らを自分と重ねてしまう部分があった。

 

しかし、学ぶこともあった。繰り返しになるが、ドラッグの怖さである。ドラッグってヤバいものなんだぜ・・・、っていうのをまざまざと見せつけられるものだから、ほんと気を付けないとな、、、と気を引き締められた。注射からエイズが感染する可能性とかな。勉強になりました。

 

日本に住んでると、ふつうに生活していれば、ドラッグなんてものは関わりのないものだ。だが、当時のスコットランドでは、そんな恐ろしいドラッグも日常的の中にはびこっていたらしい。何より、主人公の両親が薬の存在を認識しながらもそれほど怒ることもないところに、文化の差を感じた。日本ならもうえらいこっちゃである。タクシーの運転手も平然とラリってる人を運ぶし。一応ドラッグは違法っちゃ違法なんだろうけど。

 

 

とにかく暗い雰囲気の映画だった。不快感を掻き立てられるような描写も多々あった。でも、皆がいうように、センスのある映画だったと思う。だからこそ僕も最後まで見れたのだろう。どことなくオシャレな背景や、きらりとセンスの光るセリフまわし。それがあったからこそ、そんな陰鬱とした物語でも最後まで完走することができたのだろう。

 

4月8日から、どうやら今作の続編が公開されているらしい。予告を見る限り、主人公たちのその4人組の20年後を描かれているらしい。ふつうに面白そう。見てみたいな。

 

 

ではっ、今日はこのへんでっ!